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【TOUCH TO GO】内装工事不要で無人決済システムの導入が可能
公開日:2023.07.24
最終更新日:2023.07.24
※以下はビジネスチャンス2023年6月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。
運営コストの削減でマイクロマーケットの開拓を実現
TOUCH TO GOが展開する無人決済店舗システムは、現在「ファミリマート」や「KINOKUNIYA」などの小売業態や飲食業態へ導入され、省人化に力を発揮している。同サービスは工事不要で設置できることから、初期費用がローコストで済み、人件費も大幅に下げられる。プロダクトの概要について、阿久津智紀社長に話を聞いた。
自販機型オペレーションで売上向上 小規模商圏への出店に商機
同社が展開する無人決済システムは、「TTG-SENSE」「TTG-SENSE MICRO」「TTG-MONSTAR」の3種類がある。TTG-SENSEが基幹となるシステムだが、いずれも店舗運営にかかる人件費を大きく削減するプロダクトだという。
TTG-SENSE は商品を自動認識するため、客が商品を持ってレジに進むだけで、自動的にレジに金額が表示され、客自身で決済をすることで買い物が完了するというシステムだ。商品をすべて認識し、コールセンターで各店舗を監視しているため、万引きなどの防犯性も高い。また、コールセンターで客からの問い合わせにも対応することが可能だという。TTG-SENSE のイニシャル費用は90万円、月額システム利用料が50万円〜。導入した店舗の人件費を約30%削減したという実績があるという。
TTG-SENSE MICRO は、100Vの電源があれば設置ができるフレーム什器式店舗構造を使った簡易的な店舗で、TTG-SENSE をパッケージ化したものだ。省スペース、ローコストでの店舗展開が可能で、小規模商圏への出店を得意としている。コンビニなどの小売店がサテライト店として活用するケースが多い。イニシャル費用は店舗面積によって2パターンあり、7㎡が25万円で15㎡が40万円だ。また月額システム利用料は、7㎡が20万円〜、15㎡が30万円〜。システム利用料が30万円の場合、日販15万円規模で月商が450万円、営業利益は73万円が目安だという。
TTG-MONSTARは、次世代無人オーダー決済セルフレジで、1台で「券売機」「セルフ後会計レジ」「セミセルフ・セルフレジ」の3役をこなすという。飲食店や物販店などに導入されており、客自身がセルフで決済をすることで省人化を図り、また自動で売上集計も行い、メニュー設定の操作性も単純化しているため作業コストの削減も可能だ。イニシャル費用は10万円、月額システム利用料は3万6000円〜。導入店から人件費約40%削減、客単価20%が向上したというデータが取れているという。
阿久津社長は無人決済システムを利用して、「自販機以上、コンビニ未満のマーケット開拓を狙う」と話しており、サテライト店の運用を推奨している。
「従来の自販機では在庫もたくさんは入らず、どう頑張っても1台で1日に1万円程度しか売れません。そこで我々の無人決済システムを使い母店の近くにサテライト店を設置すれば、母店スタッフが商品の詰め込み作業をするだけで、1日に10〜20万円の売上を作ることが可能になります。自販機型オペレーションで、売上の増加を狙うことができるのです」
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