【LINEスキマニ】国民的SNSツール活用した手軽さが強み
公開日:2024.06.02
最終更新日:2024.06.03
※以下はビジネスチャンス2024年6月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。
大手求人サイトとの提携も開始
LINEヤフー(東京都千代田区)が2021年3月よりスタートさせた「LINEスキマニ」。スポットバイトをマッチングする同サービスは、今や国民的SNSツールとなったLINEを活用しているのが大きな強みだ。同社は今後、「誰でも安心して、好きな仕事・時間・場所で働くことができる環境」を整え、企業の人手不足解消を目指す。
同社はこのほど、求人サイト運営大手のマイナビ(東京都千代田区)と業務提携を締結。「LINEスキマニ」サービスでの営業・商品開発を強化する。LINEヤフーは、マイナビがこれまで培ってきた知見や企業の声を活用。「LINEスキマニ」の商品開発に反映させることで、LINE公式アカウントや専用アプリなどを通してユーザーと求人とのマッチングを加速させていきたいという。一方、マイナビはこれまでの実績に伴う企業データベースと、アルバイト領域を扱う全国拠点の営業ネットワークを活用し、新規営業チームを立ち上げ、求人を獲得する。LINEヤフーは「スキマニ」以前、既にアルバイト求人情報サービス「LINEバイト」を提供していたが、「スポットワーカー」市場が拡大しているのを受けてスタートさせた。
同社のLINEスキマニ企画部部長の鈴木隆明氏は話す。「独自のアプリだけでなく、月間利用者数約9600万人のLINEアプリユーザーに対し、〝スキマ時間〞に気軽に活用できる求人を紹介しています。スポットバイトとLINEは相性がいい。LINEだけでも、豊富な求人情報を閲覧・応募出来る利便性から、全国のユーザーに活用していただいています。LINE上でメッセージのやり取りができる手軽さに強みを持っている」。
現在専用アプリ上でも約2000万人の登録者があるという。
同社がワーカーに対し給与を即日支払う。事業所は、交通費のほか、決済手数料など時給の30%を同社に支払う仕組みだ。
同システムには、「LINEスキマニ」で事業所とユーザーがスムーズにコミュニケーションを行えるようメッセージ機能を搭載している。同機能を利用することで、ユーザーと事業所とのマッチングが完了すると、そのユーザーと担当者が直接チャット上でコミュニケーションをとることが可能だ。これにより、ユーザーは出勤前の事前情報のやり取りが容易になり、出勤後の勤怠情報の修正もチャット上で連絡することが可能。また事業所からメッセージが来ると、「LINEスキマニ」のLINE公式アカウントを通じて通知が来るため、メッセージの確認漏れを防げるといった機能もある。
事業所側も、ユーザーと出勤前の出勤の意思確認ができるようになり、急な欠勤を未然に防げるようになるほか、求人内で伝えきれていなかった補足情報なども事前に伝えることが可能となる、という訳だ。
「今後さらに豊富な数の『スポットバイト』を提案することで、今まで以上に、ユーザー一人ひとりが個人に合った求人を見つけやすい環境を整えていきたいと考えています」(鈴木部長)。
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