
【元祖豚丼屋TONTON】コロナ下の業態転換需要で急拡大
公開日:2025.03.07
最終更新日:2025.03.07
※以下はビジネスチャンス2025年4月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。
今年中に40店舗出店し100店舗体制へ

元祖豚丼屋TONTON (ワンズトライン:大阪市北区) 山内 仁 社長(42)
「元祖豚丼屋TONTON」は、コロナ真っ只中の2021年3月にFC展開を開始。それ以降、順調に店舗数を伸ばし、現在は76店舗を展開している。テイクアウト・デリバリーに強く、競合も少ないことから、コロナで打撃を受けた飲食店の打開策として注目が集まり、急成長を遂げている。
コロナ渦中に立ち上げ
「元祖豚丼屋 TONTON」で提供するのは、北海道帯広で長年親しまれてきた郷土料理、豚丼だ。北海道老舗店の秘伝のタレに漬け込んだ豚肉を注文が入ってから焼き上げ、できたての状態で提供する。11種類の豚丼のほか「豚皿」や「唐揚げ丼」、「カレー」などサイドメニューも揃えており、価格帯は580~1800円、客単価は約1100円となっている。
運営会社のワンズトラインは、飲食35ブランドを全国に150店舗ほど展開する外食企業だ。2017年に設立し、居酒屋を中心とした飲食店経営を手掛けてきたが、コロナで居酒屋業態が打撃を受けたことをきっかけに新業態の開発に乗り出した。山内仁社長は同社の弁当事業が好調だったことから、テイクアウト・デリバリーとの相性がよく、競合の少ない業態を模索。その中で、丼業態に候補を絞ったものの、天丼はオペレーションが難しく、牛丼は競合過多のレッドオーシャン市場だった。そこで、山内社長が目を付けたのが豚丼だ。帯広の郷土料理である豚丼は地域特有で、競合となるチェーンがほぼいない。さらに、基本的な材料は豚肉と米で、調理もシンプル。必要設備が少なくオペレーションも簡単だ。このことから同社は豚丼業態を立ち上げ、2020年6月に1号店をオープンした。
投資回収期間は約半年
同社はコロナで打撃を受けた飲食店に向けて、2021年3月に同店のFC展開を開始。居酒屋からの業態転換で開業したFC1号店の大宮店は、初月売上680万円を達成した。これによりFC加盟希望者が殺到し、2022年、2023年ともに約30店舗の出店を果たし、現在は直営2店舗、FC74店舗の展開となっている。
初期投資は、加盟金100万円、保証金50万円、物件調査費30万円、研修費30万円、内装工事費150万円、厨房設備費50万円、POS設備費20万円、什器・厨房備品費50万円。物件取得費を除く初期投資合計は480万円だ。
10坪・カウンター15席で開業した場合の収益モデルは、月商300万円に対して営業利益が84万円。費用の内訳は、原材料費100万円、人件費40~60万円、家賃18万円、水道光熱費15万円、ロイヤリティ5万円、消耗品雑費5万円、広告宣伝費3万円、その他諸経費10万円となっている。投資回収目安は約6カ月だ。
同社は今年中に40店舗を出店する計画を立てており、100店舗達成に王手をかけている。

競合が比較的少ない豚丼業態
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