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【ASIESTA】ボディケアとタイ古式など幅広いメニュー提供で客単価7000円超

公開日:2024.08.15

最終更新日:2024.08.15

※以下はビジネスチャンス2024年8月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。

タイ政府認定スクールを運営し、セラピストの養成に注力

ASIESTA グランディール:東京都町田市 水海 智之社長(43)

 2017年にオープンした「ASIESTA」は、タイ古式マッサージを中心に幅広いボディケアを提供するリラクゼーションサロンだ。同店を手掛けるグランディールは、タイ政府認定のセラピストを養成するCCA日本校を運営。同校を研修場所としている。セラピスト全員がタイ政府認定資格を持っており、ハイクオリティな施術で他店と差別化を図っている。

 

 

 

ボディケアにタイ古式を併設し拡大

 ボディケアとタイ古式マッサージを提供するリラクゼーションサロン「ASIESTA」。ボディケアは全身もみほぐしが60分3000円、ドライヘッドスパが45分4000円、足つぼが45分4000円。タイ式は、ストレッチにあたるタイ古式マッサージが60分6000円、伝統オイルを使ったタイ式アロマが60分8000円。幅広いエステメニューを展開することで、客単価アップを狙っている。
 2017年のオープン時は60分2980円のもみほぐしが浸透しており、ボディケア専門では客単価アップは難しかった。一方、タイ古式マッサージは認知度が低いものの、相場は60分6000円と値崩れしていなかった。そこで、もみほぐしサロンにタイ古式マッサージのメニューを追加する形で同店をオープンした。
 セラピスト全員がタイ政府認定資格を持ち、高い技術力を有することから、現在の施術は7割がタイ古式マッサージ、3割がボディケアとなっている。さらに、1万2000円の120分コースや回数券の販売も好調で、客単価は7000〜8000円に達している。

各店に合わせた集客を提案

 同社は昨年からFC募集を開始し、現在は直営7店、FC店を展開している。初期投資は加盟金150万円、講習費110万円、備品の発注や設置、WEB予約システムの設定などが含まれる開業パック約140万円、物件取得費約180万円、内外装費約240万円、求人サポート費約80万円、合計で900万円からとなっている。
 6床で開業した場合の収益モデルは、客数600人で月商396万円。業務委託費180万円、家賃33万円、水道光熱・通信費5万円、広告費約48万円、ロイヤリティ約19万円(売上の5%)、その他諸経費を差し引いた営業利益は約86万円だ。
 セラピストの採用は、基本的に本部が行う。採用されたセラピストは、CCA日本校で10日間の研修を受ける。研修ではタイマッサージ理論を学び、毎日8時間の実践練習を行う。最終日にはタイ本校の手順通りにテストが行われる。テスト合格後、受付や接客など運営に関するサロンワーク研修を受講する。
 集客は、WEB集客を専門とするグループ会社がバックアップする。SEOやMEOに強いHPを作成し、リスティングやグーグルマップなどのWEB広告を行う。同社は効果的な集客を図るため、セラピストの充足度から広告費を調整している。
 同店は1店舗につき約10人のセラピストと契約する。約1000人の女性が活躍できる場を提供するため、2030年の100店舗展開を目指している。

セラピスト全員がタイ政府認定資格を持つ

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