
チキンゴルフ、 WEBマーケティングが強みのインドアゴルフ 顧客の8割が新規
公開日:2025.04.10
最終更新日:2025.04.10
※以下はビジネスチャンス2025年4月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。
クリアが展開する「チキンゴルフ」はセミパーソナルスタイルのインドアゴルフだ。2021年3月に直営店を4店舗立ち上げ、2023年1月にFC1号店の京橋店をオープンした。現在は直営店が27店舗、 FC店が6店舗ある。事業展開と今後について、山本康太取締役に話を聞いた。
WEBマーケによる集客が強み
同店は、利用者2人に対してインストラクターが1人つく形のセミパーソナルのレッスンを採用している。インストラクターは、オーナーが自ら行うことも可能だが、必要に応じ本部から出向という形で配置される。
利用プランは、営業時間内ならいつでも通うことができる「無制限通い放題」と、平日9〜17時の間で通うことができる「平日デイタイム通い放題」、8〜48回の「回数プラン」、月2回のセミパーソナルレッスン受講と月2回のフリー練習ができる「サブスクプラン」の4種類ある。いずれも1日に予約できる枠数は最大で1枠だ。
利用者のターゲットは、ゴルフのスコア100を切ることを目指している層だ。
「高い頻度で通っていただいて短期間で上達したほうが、コースに出て実践するうえで幸福度が高いと考えています」と山本康太取締役は話す。
利用料金は申し込みの月数に応じて変動する。申し込みの多いプランは、平日デイタイム通い放題2か月と、無制限通い放題4か月の2つ。
同社の強みは、他ブランドを展開する中で培ったマーケティング戦略にあるという。顧客割合は新規が8割に対して、リピーターが2割と圧倒的に新規が多い。
「SNS やグーグル広告など、主にWEB マーケティングを利用して集客しています。ただ広告を打ち出すだけではなく、ユーザーの動きまで計算して理論立ててマーケティングしており、それが新規の集客に繋がっています」(山本取締役)

セミパーソナルスタイルのレッスン形式
月商1000万円越えの店舗も
開業費用は打席数を2席と想定した場合、30坪前後の広さで加盟金、加盟保証金、内外装費、備品費、運転資金を合わせて1570〜2220万円ほど。そのうちゴルフシミュレーターなどの設備費が約650万円になるが、設備費はリースにすることも可能で、その場合は初期費用には含まれない。さらに、必要な場合はこの金額に加えて物件取得費がかかる。
月商は460万円ほどを見込んでおり、設備を購入した場合で利益率22%の単月利益101万円を想定している。売上は開業場所によって変動し、マーケットとして規模の大きい店舗では月商が1000万円を超えるという。
今後は新規客だけではなくリピーターの獲得にも力を入れていくという。
「マーケティングの強さから新規客が多いですが、リピート客を増やすことも必要です。プランの期間が切れる方や、1回離れたお客様に対し、有効なアプローチを充実させていきたいと考えています」(山本取締役)
来期以降は直営店3店舗、フランチャイズ5店舗の年間8店舗増を目指す。
チキンゴルフ
クリア(東京都渋谷区)
山本 康太取締役(30)
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