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【Earthboat】キャンプの体験価値を向上させるトレーラーハウス

公開日:2025.03.19

最終更新日:2025.03.19

※以下はビジネスチャンス2025年4月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。

遊休地を活用した宿泊施設事業を展開

Earthboat(アースボート:長野県上水内郡) 吉原ゴウ社長(42)

 アースボートはサウナ付きトレーラーハウスの製作や宿泊施設の展開事業「Earthboat」を運営している。同社は2022年の設立から、宿泊施設の開業を考える事業者や、遊休地活用を望む土地所有者にトレーラーハウスを提供し、共同で宿泊施設を開発するFC事業を展開してきた。2023年1月に長野県の野尻湖で1号機の稼働をスタートさせ、現在は7拠点を展開中だ。

 

 

 

快適なキャンプ体験を提供

 アースボートはトレーラーハウスを活用した宿泊施設事業「Earthboat」を手掛けている。トレーラーハウスとは車でけん引して移動可能な家のこと。建築基準法に定義される建築物にはあたらないため、建築には適さない土地にも設置可能で、固定資産税がかからないなどのメリットがある。
 同社は Earthboatを展開するにあたって、体験価値を重視した設計に注力した。自然の中で快適に過ごし、キャンプ体験をより楽しめるように室内にはキッチンやトイレ、シャワーなどの一般的な設備に加えて、プライベートサウナを完備している。サウナで体温を維持することで、自然の中でも快適に過ごせるようになるという。
 同社の吉原ゴウ社長は、自身の幼少期からのアウトドア経験をふまえて次のように語った。
「キャンプはテントを張ったり焚き火をしたりとノウハウや道具が必須な上、天候や気温によって体調が左右されやすい。実際に外で心地よく過ごすことができる時間は意外と少ない」(吉原社長)
 屋外で体調を維持するためにサウナを設置。サウナ室内の天井や床、壁はCLTと呼ばれる木材を使用。蓄熱効果が高い上、木材の重厚感により自然に馴染むデザインとなっている。

蓄熱効果の高い素材を使用

 同社のトレーラーハウスは22㎡と、法律上で定められているトレーラーハウスの最大サイズよりも小さく造っている。その理由を吉原社長は次のように語る。
「室内を広くし内装の豪華さを追求しても、トレーラーハウスである以上、同じ価格であれば高級ホテルに勝ち目がある。宿泊者は自然の中で過ごすことを目的としているため、室内環境のグレードを上げる必要はない。Earthboatは外で過ごすことを前提として造っている」(吉原社長)
 土地活用としてEarthboatを導入するには2つのパターンがある。1つ目は、ホテルなど既存施設の空きスペースに設置するパターン。2つ目は、遊休地にEarthboatを複数台同時に設置するパターンだ。
 導入の際は、事前に同社が土地を調べ、土地に対しての設置台数を計画。コストや収益のシミュレーションを算出する。インフラ整備や稼働までの費用も合わせて、1台あたり総額2800万円からの想定だ。
 素泊まりの平均宿泊単価は4.4万円で、年間の平均稼働率は60%を維持している。また、Earthboatの公式サイトからの予約率は54%となっている。
 同社は Earthboatの全国展開を進めるため、さまざまなブラッシュアップを行っている。展開中のパッケージは長野県北部の気候条件に合わせている。現在は関東圏への拠点拡大を目指し、より温暖な地域に設置する場合のパッケージを設計中だ。

天井が高く広々とした空間

 

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