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【おにぎり こんが】おにぎりの名店「ぼんご」の味を引き継ぐ

公開日:2025.02.19

最終更新日:2025.02.19

※以下はビジネスチャンス2025年2月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。

一日三千個販売、月商千五百万円の実績

 FBIホールディングスが運営する「おにぎりこんが」は、創業60年を超えるおにぎりの名店「ぼんご」女将・右近由美子氏の数少ない弟子の店舗である。2022年11月に東京・蒲田に1号店を出店すると、商業施設から出店の引き合いが相次ぎ、現在直営4店舗、FC1店舗、計5店舗を展開中だ。ぼんごの味を引き継ぐため、具材の調理はセントラルキッチンで行い、仕込みの済んだ具材を配送する仕組みを整えたという。同社の合田正伸社長は、今後ぼんご直伝の味を全国に展開することを目指すと話している。

おにぎり こんが FBI ホールディングス(神奈川県横浜市) 合田 正伸社長

Profile ごうだ まさのぶ
1980年生まれ・出身地神奈川県・2003年フュージョンコミュケーションズ株式会社(現・楽天コミュニケーションズ株式会社)入社。2021年株式会社FBIホールディングス設立。

 

 

 

 


「おにぎりの文化を残す」ぼんご女将の理念に共鳴

―こんがは、行列が絶えないおにぎりの名店「ぼんご」の弟子として出店されているお店です。
合田 私は以前、コンビニなどで販売される有名店監修の商品を開発する仕事に携わっており、その時にぼんごの女将である右近由美子さんと出会いました。
 右近さんはおにぎり一筋の方で、おにぎりにかける思いが強く、この人は歴史に名を残す人だと感じました。右近さんの作る歴史の1ページでもいいから、何か役に立ちたいと思い、仕事を辞めて弟子入りを決意したのです。
 私は弟子としては一番のポンコツでしたが(笑)、右近さんの理念を一番理解し、体現できる自信があります。そういった部分を認めてもらい、出店を許してもらえたのだと思います。
―右近さんはどのような理念を掲げていらっしゃるのですか。
合田 右近さんは、おにぎりの文化を2000年先まで残すことを目標にされています。というのも、能登半島で見つかったおにぎりの化石が2000年も前のものでした。それだけ昔から、先人がおにぎりの文化を繋いできたことに感銘を受けたそうです。右近さんが、2000年先におにぎりを残す担い手になりたいと考えているため、私もそのお手伝いがしたいと、こんがを開業しました。
―こんがのおにぎりの特徴を教えてください。
合田 ぼんごと同じ新潟県岩船産コシヒカリを使い、具材も教えてもらったレシピで作り、ぼんごの味と技術を踏襲しています。ぼんごでは、背中を見て覚えるという職人スタイルで、マニュアル化されたものがありませんでした。そのためレシピを全部マニュアル化しました。
 ぼんごでは58種類の具材がありましたが、仕込みがあまりにも大変になるため、こんがでは特に人気の具材に絞りました。オリジナル具材も含め、現在22種類を展開しています。
 現在、蒲田、赤坂、羽田空港国際線、羽田空港国内線、鎌倉と5店舗を出店しており、中でも羽田空港国際線の店舗では外国人の方が多くなります。外国人の方は具材が何かわからないため、鮭しか頼みません。そのため、外国の方に向けてわかりやすいものを作ろうと、カルボナーラ、ボロネーゼ、すき焼きなどの具材を用意しています。

羽田空港(国内線・国際線)に2店舗を構える

出店の引き合い多数 好立地をFC店に

―今年4月からFC募集を開始され、月にFC1号店目がオープンされました。
合田 こんがを開業してから、出店のお声がけをいただくようになりました。通常では声がかからない、表には出てこないような商業施設からの引き合いも多数あります。しかし、資金面を考えても当社だけでは対応がしきれないこともあり、せっかくなのでFC展開をすることにしました。おにぎりのビジネスって良いな、こんがに加盟して良かったと思ってもらうためにも、良い立地ほどFC店に出店してもらいたいと考えています。
―FCの初期費用や収益モデルを教えてください。
合田 初期費用は、加盟金500万円、保証金100万円、物件取得費、内装工事費、厨房設備費を含めて、トータル2000万円を想定しています。店舗の坪数は坪前後が目安です。
 よく加盟金500万円が高いと言われますが、500万円払ってでも加盟したいという人に来てもらいたいと思っています。そこのハードルを越えていただければ、研修費なども取りませんし、フォローも精一杯させてもらいます。
 収益は店舗によって幅がありますが、羽田空港国際線の店舗は、客単価が1500円で、月商1500万円ほど。多い時は1日に3000個売れます。
 セントラルキッチンで具材を調理し配送するため、FC店には売上の50%の原価を払ってもらう形にしています。そして人件費は18〜25%、賃料は7〜10%、ロイヤリティはなしで、営業利益率が10%ほどになる想定です。
―ぼんごの味を引き継ぐためには、修行が必要になるのではないでしょうか。
合田 具材はセントラルキッチンで作るため、ぼんごと同じ味を再現できます。大事なのは握り方です。2カ月間の研修で、ふわふわしたおにぎりを早く握る方法を習得してもらいます。また、ぼんごが大切にしているおもてなしの心や、感謝の気持ちを表現する接客もマニュアル化したため、その接客についてもしっかりと学んでもらいます。
 本部のサポートは、月1回の巡回、月1回のオーナー会、オープン直後は2週間程度本部の社員が常駐対応。また、オープン前にはプレスリリースを打ち、インフルエンサーを2、3人ほど派遣して告知も行います。
 ほかにもリピーター獲得のために、おにぎりこんが専用のアプリを運用しています。来店のたびにポイントが貯まり、トッピングやお味噌汁が無料になる特典と交換が可能です。現在、すでに1万件ほどインストールされています。
―今後の出店目標を教えてください。
合田 世の中の多くの人が、ハンバーガーといえばマクドナルド、フライドチキンといえばケンタッキー、このようなイメージを持たれていると思います。同じように、「おにぎりといえばこんが」と認知されることを目指したいですね。そう認識されるまで店舗数を増やし続けるつもりです。具体的に何店舗になるのかはまだわかりませんが、まずは日本の各主要都市に出店していきたいと考えています。

大手商業施設からの引き合いが多数ある注目業態

ふわふわに握った大きめなおにぎりが特徴

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