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【MOM’S TOUCH】韓国最多の1420店舗展開するバーガーブランドが日本上陸

公開日:2024.07.17

最終更新日:2024.07.24

※以下はビジネスチャンス2024年8月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。

オペレーションの効率化で手作り商品を低価格で提供

MOM’S TOUCH (マムズタッチ) MOM’S TOUCH TOKYO:東京都渋谷区 イ・ギョンミン 社長

 今年4月、韓国バーガー業界で店舗数トップの「MOM’S TOUCH(以下:マムズタッチ)」が日本上陸を果たした。同店は1997年に韓国・ソウルで1号店をオープンし、2016年に1000店舗を達成。2021年から海外出店を本格化し、現在はアメリカ・タイ・モンゴル・日本に進出し、世界で約1430店舗を展開している。

 

 

 

 

手作りハンバーガー

「マクドナルド」や「ケンタッキー」、「ロッテリア」など大手ファストフードチェーンを抑えて、韓国最多の1420店舗を展開する「マムズタッチ」。同店は高品質なバーガーを低価格で提供することで、韓国で圧倒的な支持を得ている。
 ファストフードチェーンはオペレーション効率化のため、工場で一括製造した冷凍食材を使うのが一般的だ。一方、同店は品質や味を高めるためパティやタレなど、すべてのパーツを手作りしている。
 手作りにこだわるとオペレーション手順が増えるため、スタッフ増員の問題が生じる。しかし、同店はパティ作りやフライ、パッキングなど、各工程を1人のスタッフが担当するポジション分けの制度で調理オペレーションを効率化。一般的なファストフード店と変わらない人数のスタッフで回せるため、手作り商品を低価格で提供できる。
 商品価格は、モモ肉のフライがサンドされた看板商品「サイバーガー」が単品で520円、ポテトとドリンク付のセットで850円となっている。

ターゲットは若年女性

 同社は日本1号店オープン前、渋谷に3週間限定のポップアップストアを出店した。その実績は、バーガー販売数1042個/日、来店者数1575人/日、日商平均102万円/日と好調だった。この成功を踏まえ、同社は今年4月に日本1号店を渋谷にオープンした。渋谷店は220席で、ポップアップストアでは実施しなかったテイクアウトもスタートする。
「席のポップアップストアで3週間の合計売上が約2150万円。これに対し、渋谷店は220席でテイクアウトも行うため、月商1億円を目指している」(イ・ギョンミン社長)
 メイン顧客は10〜20代の女性だ。韓国でも展開初期は10〜20代の若年層がメインだったが、創業から20年経った今では10〜40代まで客層が広がっている。日本でも同様の展開を見込んでおり、展開初期は若い女性向けのマーケティングを行う予定だ。具体的には、ユーチューバーやインフルエンサーを起用した商品プロモーションや、渋谷周辺の屋外広告、オンライン媒体のバナー広告などを検討している。
 現在は同社が直営展開しているが、今後はFC展開も視野に入れている。日本で愛されるブランドを目指し、将来は日本で1000店舗展開に挑戦するという。

渋谷の一等立地に日本1号店をオープン

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