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【MUU】手ごろな価格で癒しの空間を提供するサロン

公開日:2024.08.03

最終更新日:2024.08.03

※以下はビジネスチャンス2024年8月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。

整骨院の技術を活かした高品質な施術

MUU(癒しの手:奈良県生駒市) 宮﨑 順也 社長(50)

 リーズナブルな価格で高品質な施術を行う、個室リラクゼーションサロン「MUU」は、2011年に1号店をオープンし、翌年FC募集を開始した。現在は全国に直営10店、FC20店を展開している。技術・接客・空間・価格の4要素で顧客の満足度を高める工夫を行い、来店者のリピーター率は80%を超える。運営会社の癒しの手は、手厚いサポートで長く続く店舗づくりを目指している。

 

 

 

プライベートに配慮した店舗設計

 2011年に奈良市でオープンした「MUU」は、和モダンテイストの個室で整骨院の技術を活かした質の高い揉みほぐしを提供する。全部屋完全個室で一般的なサロンよりも広めに設計。ドアを設けることでプライベート感を演出している。
 同社は長年整骨院を手掛けており、同店の施術メニューは骨格を熟知した柔道整復師が開発している。解剖学的根拠に基づいた施術は、心身の疲れを正しく癒やす効果がある。
 メインメニューは、ボディケアコース、アロマオイルコース、足つぼコースの3種類。そのほか、オプションメニューとして10分1200円のドライヘッドスパと1回500円の極温石が用意されている。店舗によって価格は異なるが、標準価格はボディケアコースが60分3980円、男性アロマオイルコース60分6980円で、客単価は約5500円となっている。
 顧客層は30〜50代が多く、男性が55%。完全個室で他人の目を気にせず利用できるため、男性客も頻繁に訪れる。癒しをコンセプトにした空間づくりや、コストパフォーマンスの高い施術を提供していることから、リピート率は80%超えとなっている。また、季節限定コースを取り入れるなど、顧客を飽きさせない取り組みを行っている。

採用面接は5人まで本部主導

 開業資金は加盟金300万円、保証金20万円、研修費90万円。スケルトン物件で開業する場合、物件取得費や内装工事費、設備費などを合わせて初期投資は約2000万円となる。また、契約後費用として販促費30万円と開業支援費10万円が必要だ。20坪・ベッド4床の店舗で、収益モデルは月商320万円(稼働日数30日)。月々のランニングコストはオイルなどの原価4万円、人件費160万円、家賃20万円、宣伝広告費18万円、水道光熱費5万円、販売促進費3万円、そのほか雑費やシステム費が約9万円。ロイヤリティは売上の8%、広告分担金が1%、営業利益は72万円となっている。
 開業前後2か月間は本部がセラピストを派遣し、加盟店スタッフの研修を行う。研修内容は接客やシステムの使用方法、施術技術の習得が基本。そのほか、施術マニュアルや復習動画が用意されている。開業後のサポートは、セラピストの採用面接を5人まで本部主導で行うほか、SVが加盟店を巡回し顧客分析や売上アップの指導、新規顧客獲得のための集客活動を行っている。インターネット広告は本部が代行しており、加盟店は実費のみ負担で、代行費用は不要だ。本部は直営とFCで同クオリティの施術を提供できるよう、加盟店サポートを積極的に行っている。今後は、年間5店舗を目安に増店を目指す。

和モダンをイメージした待合室

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