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【タイムズパーキング・KIPTO】地域密着の駐車場運営

公開日:2024.05.02

最終更新日:2024.05.02

※以下はビジネスチャンス2024年6月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。

不動産の総合的なサポートにも対応

タイムズパーキング・KIPTO パートナーズ(東京都品川区) 高島 淳氏(44)

 パートナーズは、「タイムズパーキング」に加盟するフランチャイジーだ。現在、FCブランド「タイムズパーキング」と自社ブランドの「KIPTO」で、2つの時間貸駐車場を展開。両ブランドの管理、運営と不動産活用に悩む土地オーナーのサポートをしている。

 

 

 

 

不動産事業で他社と差別化

 パートナーズは1981年に設立。当時は内装工事の施工をメイン事業としていた。同社は、「タイムズパーキング」を運営しているタイムズ24(当時:ニシカワ商会)の駐車場工事全般を請け負っていたことを機に、同ブランドにFC加盟。現在、同社が管理している東京都内、横浜、川崎エリアの駐車場60カ所のうちカ所が「タイムズパーキング」名義だ。
 しかし、タイムズパーキングの導入には車路や車室幅など一定の制限がある。そこで、駐車場事業のノウハウを生かし同ブランドの規格に合わない場所でも駐車場を展開できるよう、自社ブランド「KIPTO」を立ち上げた。どちらのブランドも、駐車場工事から管理・運営まで同社とグループ会社が手掛けている。オーナーからカーシェアスポットの希望があれば、タイムズのカーシェアサービスの導入をサポート。駐車場の故障やトラブルは、タイムズサービスのスタッフが1次窓口から現場確認まで1〜2時間でスピード対応する。
 また、地域密着で運営している中で、土地オーナーから土地の売却や建設、相続に関するさまざまな相談を受けるようになり、2016年から本格的に不動産事業を開始した。社員全員が宅建士の資格を持ち、不動産鑑定士や建築士、弁護士と協業するチームを作り、土地オーナーの資産の有効活用について総合的な提案やアドバイスを行っている。
 駐車場運営プランは3種類だ。毎月一定の賃料を支払う定額賃料プラン、売り上げに応じて分配金を支払う収益配分プラン、そして委託料を貰い、駐車場の管理代行を行う管理受託プランとなる。
 今後は、市場の動向を観察し、駐車場事業と不動産事業でバランスを取りながら適切に人材を配置する方針だ。

小規模や変形地の駐車場運営も可能

 

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