• HOME
  • 記事
  • 【しんぱち食堂】炭火で焼いた定食をリーズナブルに提供

【しんぱち食堂】炭火で焼いた定食をリーズナブルに提供

公開日:2025.03.07

最終更新日:2025.03.07

※以下はビジネスチャンス2025年4月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。

半年ごとに価格改定をして安定した利益を確保

しんぱち食堂 (いろはにほへと:東京都港区) 江波戸 千洋 社長(49)

 干物の炭火焼きに特化したファストフード業態を展開する「しんぱち食堂」。2013年の開業から12年を経過し、全国で51店舗を展開するまでに成長を遂げている。「ふだん家庭で食べられないものを提供する」をコンセプトに掲げる創業者の江波戸千洋氏に話を聞いた。

 

 

 

コロナ下で約30店舗を出店

「しんぱち食堂」は、焼き魚のファストフードとしてオープン。通常の約半分の時間で干物を焼ける独自の炭火焼機を開発し、約10分で炭火焼きの干物定食などを提供する。オフィス街のサラリーマンが平日に毎日違う料理を食べてもらえるように、干物約20種類、肉類約7種類を揃える。
 同店は、2020年まで約20店舗だったが、コロナを機に積極的に出店。外出自粛により外食産業が大打撃を受ける中、コロナ期間中に約30店舗の増店を成し遂げた。多くの飲食店が撤退する中、その流れに逆行する手を打ったことについて、江波戸千洋氏は次のように振り返る。
「リーマンショックの時に一等地の物件が出ましたが、その時はまだ体力がなくスルーしました。東日本大震災の時も同様です。どちらも大きな出来事でしたが、その後、経済は復活しました。そこでコロナの時は全部取りにいきました」
 コロナ直後、渋谷の一等地に出た物件を契約。その店舗は緊急事態宣言中にも関わらず、月1000万円前後をコンスタントに売り上げた。現在は月商1600万円を叩き出している。
 江波戸氏の目論見通り、復活を信じてコロナ禍での積極策が的中したが、急成長した要因はそれだけではない。同店の営業時間は基本的に朝7時から夜11時まで。アルコールは生ビールのみだが、150円で提供している。その影響もあって夜定食が好調だ。当初の売上比率の想定では朝0.5、昼2、夜1だったが、実際は朝0.5、昼1、夜2。夜の方が昼の2倍の売上がある。

今後はSC出店にも注力

 収益モデルは15坪16席以上で売上1000万円。初期投資は加盟金300万円、開店前研修費用100万円、開店前指導料100万円。原価率は34.5%、人件費率は25%、家賃は90万円で、営業利益は18%を想定している。
 オペレーションは独自開発の炭火焼機のほか、タッチパネル式の自動精算機も導入。ピーク時でも3〜4人のスタッフで運営できる。
 近年、物価高騰により人件費など諸費用の値上げが続いている。価格変動の激しい魚を取り扱う同店は、半年に1回の価格改正をしている。
 今後は、SCへの出店に注力していく。ここ数年はコロナ期間に出た条件のよい物件を取ってきたが、今後は都心部での出店は頭打ちが予想される。そこを補うのが郊外のSCだ。SC初出店となった久喜店ではコンスタントに約1200万円を売り上げているという。

干物メニューだけで約20種類を揃える

次なる成長を目指す
すべての経営者を応援する
フランチャイズ業界の専門情報誌

フランチャイズ業界唯一の専門情報誌として、毎号さまざまな切り口をもとに新興本部から大手本部までをフォーカス。またFCを自社の新たな経営戦略として位置付け、中長期的な経営を目指す経営層に向け、メガフランチャイジーの情報も提供しています。

ビジネスチャンス
最新号
2025年4月号
2月21日発売

成長し続ける企業に聞く外食業界で勝つ秘訣

詳細はこちら

定期購読お申込み

記事アクセスランキング
次なる成長を担うすべての起業家を応援する
起業&新規事業の専門情報誌

“起業のヒント” が毎号充実! “ビジネスチャンス” の宝庫です。
すぐにでも役立つ独業・開業・転業・副業サポートの雑誌です。
資金をかけずに始められる新しいビジネスの紹介、FC、経営・会社運営のノウハウなど、多くの経営者からの“起業のヒント”が毎号充実。

定期購読お申し込みはこちら