【Solana】Case5 トレーラーハウス 宿泊施設や別荘、店舗など用途は多岐に渡る
公開日:2023.09.27
最終更新日:2023.09.27
※以下はビジネスチャンス2023年8月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。
自社工場にてカスタマイズも可能
トレーラーハウスの製造から販売、運用まで手掛けるソラナリゾート(東京都千代田区)では、土地活用提案と投資の2面で事業を推進。これまでにプライベートドッグラン付きトレーラーハウスなどを企画、開発、運営しているという。
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同社はこのほど、「Solana」ブランドの施設を栃木県日光市に2棟目をオープンさせた。全部で3棟のトレーラーハウス宿泊施設を配置し、各部屋に「プライベートドッグラン」と「BBQができるウッドデッキ」を用意する。
施設は、トレーラーハウス1棟に1ドッグランを完備しており、完全プライベートドッグランとして利用が可能。各トレーラーハウスには、バーベキューができるウッドデッキを配置。地元の料理を調達したり、持参した食材を調理することなどが可能だ。バーベキューグリル、ガス、食器類はすべて完備する。
例えば「Stanley(スタンレー)」という部屋は、世界の美しい公園ランキングにも選ばれたスタンレーパークより命名した。スチールやアルミなどでコーディネイト。グレー、グリーンで空間にアクセントをつけているのが特徴だ。
現在、同社は2拠点6棟を運営しており、9月には長野県軽井沢にも新たにオープンさせる計画。
同社のビジネスモデルは、用地を見つけ地主から賃借し、トレーラーを投資家などに販売し運営までも行うもの。土地の契約期間は5年から10年。トレーラー本体は宿泊用で約1400万円で、その他現地施工費が約700万円。
これまでに手掛けたプライベートドッグラン付きトレーラーハウスの稼働率は、2022年で58%〜60%。繁忙期では100%稼働しているという。同社によると想定損益分岐点は20%。
同社によれば、土地活用としての相談が増加。宿泊施設としてはもちろん、個人での別荘、期間限定店舗など用途は多岐に渡る。ホームセンターから飲食店として出店要請されるケースもあるという。同社はメーカーとしての立場から、もちろん販売のみも可能だ。
同社のトレーラーハウスは、ユーザーからの要望に応じてカスタマイズができる。デザインはもちろん、壁・床・家具までコーディネイトでき、オプションで床暖房も設置できる。規模も様々で同社によれば価格帯の中心は700万円から1500万円。
同社は不動産事業を手掛けるコンスピリート(東京都目黒区)のグループ会社。トレーラーハウス製造工場を取得し本格的に同事業に参入した。現在は月間6台の販売を目標とし、2025年までには売上高10億円にまで拡大させていく計画だ。
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