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【STUDIO IVY】プライベート空間重視のピラティススタジオ

公開日:2024.08.15

最終更新日:2024.08.15

※以下はビジネスチャンス2024年8月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。

未経験でも取得可能な独自資格を発行

STUDIO IVY KRM:東京都品川区 今村 優太社長(28)

 2020年設立のKRMは、パーソナル専門のマシンピラティススタジオ「STUDIO IVY(スタジオアイビー)」を、東京・大阪で20店舗展開している。同店は、マンツーマンレッスンのため、マンション1室で開業が可能だ。同店の強みは大きく2つあり、1つが広告の内製化、もう1つがインストラクターの教育システムだ。同社は地方への出店や店舗数拡大を目指し、FC募集を本格スタートした。

 

 

 

体験利用後の契約率は50%

 「STUDIO IVY」は、パーソナルマシンを用いたピラティススタジオだ。同店は2022年6月、広尾に1号店を出店。現在は、東京と大阪に直営12店舗を展開しており、2024年2月に初のFC店を高田馬場にオープンした。
 インストラクターと顧客は1対1でレッスンを行うため、顧客は他の利用客の目を気にすることなく、レッスンを受けられる。インストラクターはカウンセリングをもとに、「姿勢を良くしたい」「女性らしいボディラインを作りたい」といった顧客の悩みに合わせたレッスンを提供する。顧客の男女比は、95%を女性が占めている。
 同店のレッスンは1回50分で、利用できるコースは5プランある。都度払いが1回8800円、月2回コースが1万5000円、月4回コースが2万8000円、月8回コースが5万2000円、月12回コースが7万5000円だ。時期に応じて、無料や500円、4500円などの金額で体験レッスンを行っており、体験レッスンの利用者の契約率は50%となっている。

加盟店の集客は本部が代行

 本部は広告の内製化を行い、加盟店の集客も全て本部が代行している。主な内容として、Google広告やMETA広告、アフィリエイト運用など各種インターネットを利用した広告やSEO対策、チラシの作成などを行う。加盟店は顧客が1人契約するごとに、顧客紹介費として2万円を本部に支払うシステムだ。
 同店は、パーソナル専門で広いスペースは不要なので、マンション1室で開業できる。1Kで9坪の物件が推奨サイズだ。
 開業費用は、加盟金100万円、研修費30万円、開業支援費10万円、開業パック100万円、物件取得費45万円、オープン前広告費100万円、備品10万円、内装費5万円で合計400万円だ。オプションで採用(1名につき20万円)や物件開発(物件契約で20万円)などのサポートを用意している。
 店舗の運営パターンは、インストラクターに全てのレッスンを業務委託するパターンと、正社員とスポットインストラクターによる補填で運営するパターン、オーナーがインストラクターも兼ねるパターンの主に3つ。
 3つの運営パターンのうち、最も採用されているのが業務委託のインストラクターによる店舗運営だ。その場合の収益モデルは、月商140万円を見込む。人件費67万円、家賃14万円、顧客紹介費3人分で6万円、その他費用が8万3000円、ロイヤリティが10%で、営業利益は約30万円だ。
 同社は、独自のインストラクター養成コースを開講して資格を発行しており、教育体制が整っている。最短2カ月で資格取得が可能で、同店のメニューに沿った講義を行うため、資格取得後は、同店でスムーズに現場に立つことができる。
 今後は、仙台や北海道などの地方へ出店予定のため、都市部の既存店とは異なった出店戦略を練る方針だ。2年間で200店舗の達成を計画している。

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