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【We♡Donut】揚げたてのもちふわ食感が魅力、世界進出を狙う

公開日:2025.01.06

最終更新日:2025.01.06

※以下はビジネスチャンス2025年2月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。

初月に1日2000個販売、月商1500万円の実績

We♡Donut サンパーク (大阪府吹田市) 髙木 健社長 (65)

 サンパークは、「びっくりドンキー」、「丸源ラーメン」などの飲食店を数多く展開するメガフランチャイジーだ。その一方で、近年はフランチャイザーとして精力的に業態開発を行い、国内外に店舗を拡大している。そんな同社が海外進出を前提に新たに開発した業態が、生ドーナツ専門店「We♡Donut(ウィラブドーナツ)」だ。2023年11月に大阪・千里中央に1号店が出店されると瞬く間に人気店となり、1日2000個が売れる盛況ぶりだったという。今後、海外進出の準備をしながら国内でもFC展開をスタートする方針だ。

 

人気珈琲店の姉妹ブランド

 We♡Donutは、同社のオリジナルブランド「髙木珈琲」から派生した姉妹ブランドだ。
 髙木珈琲とは、大阪で人気のパンケーキカフェ「Belle-ville」のコーヒーにこだわるスペシャリティ店舗として誕生した自家焙煎珈琲レストラン。現在国内9店舗、海外1店舗を出店しており、すでに海外進出を果たしている。2023年9月に髙木珈琲で生ドーナツを販売開始すると同時に、We♡Donut の出店に着手。2カ月後に姉妹ブランドとして1号店を出店した。
 もともと高木珈琲で売れ行きが良かった生ドーナツの専門店がオープンしたということもあり、注目度は高く、初月から1日2000個ほどを販売。夕方には売り切れになる日が続き、月商は1500万円を記録した。
 大阪で人気を博したことから、2024年8月には東京の自由が丘に2号店を出店。2号店はテイクアウト専門店で、オープンから好調で月商約1000万円を維持している。大阪の梅田に11月29日にオープンしたばかりの3号店では、月商3000万円を狙う方針だという。

毎月限定商品をリリース

 We♡Donut の生ドーナツの特徴は、通常のドーナツ生地より、ふわふわもちもちとした生食感だ。冷凍生地は使わず、国内産小麦100%の小麦粉を使い、店内で一から生地を練って発酵させ、常に揚げたてを提供することにこだわっている。
 商品ラインナップは、トッピングタイプ、クリーム入りタイプ、総菜タイプなど、30種類以上。また、毎月期間限定商品を2種類リリースして入れ替えているという。価格帯は200〜450円。20〜50代の女性客が多く、複数購入する客が大半で、客単価は1100〜1200円となっている。
 同社はオリジナルの13ブランドをすでに海外展開しており、We♡Donutも海外展開を視野に開発した業態だという。ドーナツは世界中で人気のあるスイーツのため、市場の大きさから目を付けたという。主戦場は海外になるが、今後日本でもFC展開をスタートする予定だ。
 日本での出店は約30店舗を見込んでおり、現在は海外進出に向けて本格的に動き出しているという。順調に進めば海外1店舗目はシンガポールになる予定だ。その後は北米への出店をイメージしており、最終的に世界中で数千店舗規模の展開を目指している。

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