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【マイゴルフレーン】どこの店舗にも通えるシェアリングサービスを導入

公開日:2023.07.03

最終更新日:2023.07.06

※以下はビジネスチャンス2023年6月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。

(マイゴル:東京都渋谷区) 3店舗(FC1店) 廣田 朋也 社長(43)

 24時間年中無休の会員制ゴルフスタジオを運営するマイゴル(東京都渋谷区)は、完全個室の高級スタジオ「マイゴルフレンジ」と初心者でも気軽に楽しめる「マイゴルフレーン」の2形態を手がける。2022年からFC募集を開始し、前者は直営3店舗を含む全10店舗、後者は3店舗(直営2店舗)を展開している。5月には2店をオープン予定だ。

 

 

 

 

 

24時間営業の無人型店舗で全国展開を目指す

 マイゴルは2021年に完全個室の「マイゴルフレンジ」を立ち上げ、赤坂や代官山をはじめ、首都圏に10店舗を展開する。2022年にはIT上場企業のクルーズ(東京都渋谷区)から1.5億円の資金調達とノウハウを得て、初心者向けの「マイゴルフレーン」をスタート。昨年10月には浅草と川崎に直営2店舗を立ち上げ、今年5月にはFC 1店舗目を大阪・天王寺にオープンする。
「マイゴルフレーン」は、最新のシミュレーターを配備した24時間年中無休の無人型店舗だ。業界初となるシェアリングサービスを導入し、月額9980円でどの店舗も利用できる。また、ECソリューションを手掛けるクルーズとの業務提携により、自社アプリ「マイゴル」を開発。ゴルフスタジオの予約からレッスンプロとのマッチングまでを1つのアプリでできるようになった。
 同社の徳留秀太統括部長は「これまでは店舗がレッスンプロを雇用していましたが、会員が自分に合ったプロを選べるようになります。サブスクのレッスンプランも用意しています」と話す。
「マイゴルフレーン」のFC運営には、4打席と5打席の2つのプランがある。初期費用は4打席の場合、加盟金350万円、シミュレーター設備費(キャッシュ)920万円、内装工事費1000万円、広告費300万円、その他備品100万円、物件取得費500万円の合計3170万円。シミュレーターの償却期間は8年だ。
 収益は月売上225万円(利用者225人)を想定。経費は人件費10万円、家賃45万円、ロイヤリティ25万円、シミュレーター保守費用8万円、運転資金20万円、広告費10万円の合計118万円で粗利は107万円となる。同店は会員を全店舗でシェアするため、初月から売上が見込めるのが魅力だ。オーナーの裁量で店舗によって月額料金が変更することもあるが、ポイント制により各店舗に売上を分配する。
今後について、徳留統括部長は「レッスンプロの年収は200〜300万円がほとんど。レッスンで生活できるだけの収入が得られるような仕組みを構築するのが目標です」とアプリのマッチング率を高めることを課題に挙げる。同社は「マイゴルフレーン」のFC展開を強化し、2028年までに全国400店舗を目指す。

複数レーンのある「マイゴルフレーン」内観と外観

 

 

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