【Body Design GYM】ウエイトトレーニング中心のパーソナルトレーニングジム

必要機材が少なくマンションの1室でも開業可能

Body Design GYM ボディーデザインジム：神奈川県大和市 鈴木 優也社長（35）

　2018年にオープンした「Body Design GYM」は、完全個室のパーソナルトレーニングジムだ。マシンやダンベルを用いたウエイトトレーニングを提供する同店は、マンションの一室でも開業可能で、現在は住宅街などに直営5店を展開している。運営会社のボディーデザインジムは昨年11月にFC募集を開始し、今年4月にFC 2店がオープン予定だ。

個別のオリジナルメニューを提供

　Body Design GYM は、個々のダイエット目標やボディコンプレックスの解消に向けて、各人にオリジナルのトレーニングメニューを提供している。単に体重を落とすのではなく、様々な筋肉にアプローチできるスミスマシンやダンベルを用いた筋力トレーニングを行う。パーソナルトレーナーによる、無理のない適切な指導により身体を引き締め、リバウンドのない身体づくりが可能だ。1回75分、週2回のトレーニングが基本で、プランによっては食事指導も付く。利用者は女性が7割となっており、半年間で20キロ以上の減量に成功した女性や、35キロ以上減量した男性もいるという。
　同店は回数制で、1番人気のプランは「スタンダード24」だ。料金は25万2000円で、カウンセリングや24回のトレーニング、食事管理やプロテインなどが付く。2番目に人気なのはカウンセリングとトレーニング16回、食事管理などがセットになった「スタンダード16」で料金は16万8000円だ。そのほか、友人やカップルと始める「ペアコース」なども用意している。どのプランもレンタルウェアやミネラルウォーター、シャワーが付いているため、手ぶらで気軽に通える。

利用者は女性が7割

採用・育成は本部が実施

　オープンから約4年間、直営のみで運営してきたが、同店の事業に興味を持った利用客がいたことがきっかけとなり、昨年1月からFCパッケージ開発に着手。同年11月にFC募集を開始した。運営形態はマンション型とテナント型の2種類で、1ブースから開業できる。1ブースの広さは7〜8畳で、20畳超えの物件であれば3ブースでの営業が可能だ。なお、マンションの場合は、テナント可の物件が必須となる。加盟金は250万円で、この中にトレーナーの研修費が含まれる。そのほかマシン費や販促費、内装費などを含めて、1ブースで開業する場合の初期投資額は500〜700万円になる見込みだ（物件取得費を除く）。
　トレーナーはブースの数だけ雇うのが基本となるが、そのトレーナーは本部が採用して育成を行う。損益分岐点は、トレーナー1人につき顧客20名となる。月に3〜5名の入会と2〜4名のプラン延長があれば、約1年で投資回収できる計算だ。パーソナルトレーニングはトレーナーと顧客の親交が深まりやすく、延長に繫がりやすい。加えて、同店は延長の場合、最大で通常料金の10％割引きで提供することから、延長率は7割を維持している。
　集客はSEOやMEO対策、リスティング広告やアフィリエイト広告、ポスティングなど初期投資の範囲内で一通りの施策を行う。加えて、急行が止まらない駅など競合が少ないエリアに出店するため、地元客の需要を掴んでいる。
　同社は今後、加盟店のサポート体制を整えながら、志を一つにした加盟オーナーとともに、1店舗ずつ確実に展開していくという。