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【大衆酒泉テルマエ】蛇口からお酒、銭湯をイメージした大衆居酒屋
公開日:2024.10.11
最終更新日:2024.10.11
※以下はビジネスチャンス2024年10月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。
20代中心に支持受けコロナ禍でも月商900万円以上
BIRCHが展開する「大衆酒泉テルマエ」は、銭湯をコンセプトにした、蛇口からお酒が出る居酒屋だ。風変わりかつ、客単価2500円という低価格で非日常を楽しめることから、大学生や20代の若者の間で好評を博している。コロナ真っ只中であった2021年11月に1号店をオープンし、2年間で9店舗まで拡大。今後はFCでの出店を本格化させる方針だ。
飲み放題は1時間398円から
同社は2019年に設立。もともとは肉バルを展開していたが、設立間もなくコロナ禍となり経営状況が悪化。立て直しのため、コロナ禍でも売れる業態を模索し、「蛇口からお酒が出たら楽しそう」という発想からテルマエが生まれた。そして既存店を業態転換した結果、特に若者からの支持を受け、コロナ禍で月商900万円を超えた店舗もあったという。
テルマエは、「たのしさ湧き出す銭湯エンターテイメント大衆酒場」というコンセプトを打ち出し、昔ながらの銭湯をイメージした空間となっている。蛇口をひねるとお酒が出てくる酒泉、風呂桶を利用した演出など、非日常感を味わえることが魅力だ。ストーリー性を持った居酒屋で、これまでにない体験価値を提供している。
同社の高橋光基社長は、「居酒屋に行こうではなく『テルマエに行こう』と思ってもらえることを目指している。そのため居酒屋ではあるが、銭湯やテーマパークをベンチマークしている」と話す。
また、独自性のある演出や空間だけでなく、客単価2500円という低価格も大きな強みだ。飲み放題1時間が398円、698円、998円の3プラン展開で、格安で飲めることから88%の客が飲み放題を利用するという。
料金の違いは、飲めるお酒のバリュエーションによる。酒泉の種類は13種類あり、割ものと組み合わせることで無数の飲み方を楽しめるという。
想定投資回収は1年以内
若者をメインターゲットとしているため、同社はSNSの運用に注力している。オープンからショート動画を使った広告を打ち、オープン直近でまずは売上のトップラインを作る狙いがある。
また同店はモバイルオーダーを導入しており、そのシステムがLINEと連携している。そのため、一度来店すると客の LINEと紐づき、その後も LINEでの情報配信が可能となる。
出店費用は、居抜き物件の場合、設計・施工費950万円、厨房費70万円、POS導入費15万円、食器・備品類35万円、加盟金含むその他費用が430万円の合計1440万円を想定。スケルトンの場合は、設計・施工費が1650万円になり、出店費用は合計2320万円の想定だ。また、別途それぞれ保証金100万円が発生する。
収支モデルは月商が750万円で、原価202万円(27%)、人件費157万円(21%)、賃料66万円(9%)、ロイヤリティ22万円(3%)、その他経費113万円(15%)。営業利益は190万円(25%)になる計算だ。投資回収は6カ月〜1年を想定している。
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